抽象絵画の覚醒と展開
先日、アーティゾン美術館(旧 ブリヂストン美術館)に行ってきました。
以前にもこの美術館に行っており、そのブログはこちらです。
ちょっと1ヶ月ぶりに「〇〇展を見に行くぞ!」という感じで行く美術館なので、
楽しみでした。展覧会は”ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開”という内容です。
19世紀末に活躍したセザンヌ、モネ、ゴーガン、そしてピカソといった抽象絵画の誕生を
用意した画家の作品から、今日を生きる現代アーティストの作品まで約250点もの作品が、
3つのフロアに展示されています。
抽象画は目から入った情報を知覚で思考して画面上に表現しているので、要は見たものを
そのままに描いていないので、なぜこう表現したのか?ということを作品を見る者に委ねて
いる気がします。それを想像しながら作品に向き合うというのは、なかなかにエネルギーが
いる体験ではありますが、まだまだAIには不得意な領域でしょうし、人間の創造性の素晴らし
さを改めて感じました。
特に最後のフロアの現代アーティストの作品は、本当に表現が自由で、理由なく見ていて気分が
高揚しました。
今度は9月から始まる山口晃さんの作品展、今から楽しみです。