第10章
これから先期待すること
今、大きな計画があるんです。新工場を作って、そちらで販売と整備とを1カ所でやろうと。車に関わることを全部できるようなね。
広い面積で、整備ができる準工業地域というのはあまりないんですが、長岡の北インターの東側で市が造成して産業流通地域として開発しているところが6500坪であって、そこの第2分譲に申し込んでます。そこを買えるかどうかはわからないですが、なんとかしたいなと思っています。そこに移って、新潟県で一番素晴らしい工場を作るというのを考えているんです。
今うちは4トン車までの整備しかできません。それを今度は運送屋さんが使うような大型トラックまでできるような工場にしようというのでね。トラックの展示場も4カ所あって、効率が悪い。拠点もみな離れてるんで、それを1カ所に集めると作業効率もよくなるし、社員もマルチになれる。僕は整備士しかやらない、営業しかやらないということも減って、互換性がきくでしょう。そうなると、社員の仕事量が今より1割2割、楽にこなせると思うんです。そういう仕組みができあがるのを、僕が生きているうちに見たいですね。
これからは、僕が歩んできた時代よりも激しい変化の時代に入っていくと思います。そんな中で社員たちにはたくましく生きていってほしいし、最後まで頑張ってほしい。となると、今まで僕がやってきたことだけではなく、プラスアルファが必要になるかもしれない。そういう意味では大変だと思いますけど、僕の築き上げてきた遺産を手に、頑張っていってほしいですね。